震災の話

2か月に1度という事でお願いをしている谷博之さんのお話は、4月に熊本地震が起きたことから震災がテーマでした。大正12年9月の「関東大震災」、 明治29年6月「三陸海岸大津波」、昭和35年5月「チリ地震津波」の被害状況、惨状、「まさか」という油断、等多くのデータをまとめ資料を準備してくださってのお話でした。地震による津波、火災、建物の倒崩壊、通信交通の遮断、等お伺いして、安全避難場所とはについて話合いました。「自然は人間の想像をはるかに越えた姿を見せる。そして津波は時世が変わってもなくならない。必ず今後も襲ってくる。しかし色々な方法で十分警戒をしていけば死者の数を減らすことも出来るし、被害も最小限に食い止める事が出来る(幾度となく大津波を経験した人たちの話)と断言できる。栃木県民はどう受け止めたらよいのか改めて考える時が来ているように思う」とまとめられました。(今日、6月12日付け読売新聞には今後30年の間に震度6弱の地震の起こる各地の予想が掲載されており、栃木県は13パーセントとされています。)毎回のことながら詳細な資料、丁寧な解りやすい説明、どんなに大きな会場でも対応できるような素晴らしい内容、のお話に感動すると同時に、真心を込めて話して下さる谷さんの人柄に敬服です。