今日の話題

ストーブを囲んでの会話で「最近認知症が進んでおかしくなっていると聞いた」「私も聞いた」「確かにおかしくなってる」と○○さんのことが話題になりました。「だから、誘った時、もみの木に来ていればそんなにならなくてすんだのに」と以前に交流のあったクニさん。もみの木の仲間たちは軽度の認知症ならもみの木に参加することで、日常生活に支障をきたすようなことがなくなると誰もが信じているのです。これまで大勢の人たちがもみの木の仲間になったことで変わっていく過程を、見てきているからです

でも残念なことに、まだもみの木の活動が認識されておらず、他の介護施設と同じ類と思われており、利用のお誘いをしても「まだそんな所には行ってられない」と受け入れて貰えず、気が付いた時には、介護認定されて、介護保険指定事業所を利用することになってしまっているという現実に度々出会います。もみの木では血圧や体温の測定などはしませんが、その代わり笑顔を作る「声掛け」を何よりも大事なサービスと心がけています。

「セーターいい色だね」「お化粧上手だね」「何か言事あったでしょ」などできるだけ毎日、一人ひとりに、しっかり顔を見つめての声掛けです。満面の笑顔が返ってくる瞬間、自分もしあわせいっぱいになっているのです。