もみの木がオープンして間もなくの頃からの利用者、キノイさんが5月1日で満91歳になります(15年余りほぼ休まず通い続けてくれているんです‼ 初めてお会いしたのは76歳の時なんですね~)。「5月1日はもみの木の研修旅行で、作ってこられないから」とお赤飯を持ってきてくれました。本当ならこちらで用意をして祝ってあげるべきのに…です。「もみの木のおかげで元気でいられて、感謝。元気で自分で赤飯を作って皆に食べてもらえるのも嬉しい」といつもの大きな声で「ハハハ」と笑っていました。いつもながらの素敵な発想に胸が熱くなりました。ちょうど、歌手の鈴木京香さんが来てくださり、プレゼントに「出世坂」と「岸壁の母」を歌ってくれました。「岸壁の母」はキノイさんの十八番です。京香さんが歌、台詞の部分をキノイさんがやりました。とても良かった! 京香さんの素敵なプレゼントおかげで、キノイさんは91年生きてきた中で、生まれて始めての感動に出会えたのではと、私まで嬉しくなりました。もみの木に関わってくださる皆さんの心のこもったご協力に改めて感謝です。
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長島範男 (金曜日, 01 5月 2015 10:12)
高橋理事長、スタッフの皆様、そして一緒にもみの木に通っておられる皆様いつも母が大変お世話になっております。
母にとって、もみの木に参加し皆様と一緒に大きな声を出して歌ったり、踊ったりすることが何よりの健康法であり、大きな喜びでもあります。
おかげさまを持ちまして今日9月1日で満91歳の誕生日を迎えることができました。
これもひとえに皆様のお蔭です。本当にありがとうございます。
もみの木に参加する前は、父、弟、姉と次々に先立たれたこと等もあり、
自分の殻に閉じこもってしまい、精神的にも肉体的にも大変辛い時期がありました。
それが15年という長い月日をかけて、もみの木の皆様に温かく接していただき
このブログに書かれているように嬉々として行動できるようになりました。
皆様の温かいお気持ちが画面からひしひしと伝わって来て読んでいる文字がにじんでしまいます。
何もしてあげられない親不孝な息子。心の中で「ごめん」と手を合わせるしかありません。
昨年の90歳の誕生日(卒寿)は、孫、ひ孫など16名で食事をしましたが、
今年は平日に、我々夫婦とだけで食事をしようと計画しております。小さな小さな親孝行のまね事です。
今後とも何卒よろしくお願い致します。
高橋 のり子 (日曜日, 03 5月 2015 10:18)
いつも見守っていただきとても心強いです。
喜んでいただけることが、次のステップへのパワーになります。
私自身が1年半ほどで70歳になります。もみの木の活動を通して、自分がどんな高齢者になりたいか、どんな生き方がしたいか、高齢者の望んでいることは何なんだろうの疑問に対する「答え」のようなものを気づかせてもらっています。
今後更に進んでいく高齢社会に必要な支援のあり方を、意思表示が出来る素敵なもみの木利用者の皆さんの知恵をいただきながら考え、関係機関に提案していけたらと、思っています。
範男さんのことは、優しい息子だといつも自慢していますよ。私も全く同感です。
キノイさんには、これからも年を重ねていく生き方の道しるべとして、元気でまだまだ長生きをしてほしいと思っています。