NHKニュースウオッチで「大人の学校」を

介護施設での「大人の学校」についての取組みが紹介されていました。学校のように時間割を作り利用者さんに学ばせる様子を見ていて、もみの木の活動と重なるような映像をうなずきながら見ていました。誰も生きている限り、学ぶことは生きるために必要な「栄養」なのだと感じました。

大人の学校では、悪くなったところを、不自由になった部分を出来るだけ元の状態に戻すことが目標だけれど、もみの木の活動は、今まで生きて出会えなかったことを学習し、今まで以上になるために頑張り、そのことを他人を喜ばせたり、笑わせたり、元気付けたりと役立たせる仕掛けを実践している。そして手探り状態で皆が長い年月をかけて作り上げてきたノウハウこそ、今後の高齢社会に不可欠なものであり、もみの木とのかかわりに誰もが感謝できる理想的なものなのだと、確信しました。

(なのに、福祉に携わる多くの皆さんに「元気な高齢者に使う税金は無駄使い」などと、どうして、解ってもらえないのか…)

元気な高齢者は、守られることより、意欲的に学習し、頼られる側、役に立つ人間で生きたいと望んでいるのだと思います!でも一人では、どうしたらいいか、どんな方法があるのか解らないから出来ないで居るだけそれが実態ではないのかな~。

そんな思いをきちんと受け止め、プランニングするのがこれから一番重要なもみの木の活動の目的とし、もみの木の積み上げたものを周囲に告知し理解を得ることの必要性を、改めて感じました。