アヤさんから、やる気を!

アヤさんがもみの木に来るようになってから1年が過ぎました。「アヤさんがどんなに変わっていくか楽しみ」とブログに書いていましたが、今日その変わり様を少しだけ紹介します。バックを手に持ったまま、笑わない、喋らない、食べない、下を向いたまま、「もう、迎えが来るわけだ」を繰り返して10日ほどをすごしたアヤさんでしたが…、今、笑います‼ よく喋ります‼ とても美味しいと食欲も出ました‼ 歌が大好きで十八番の「昴(すばる)」は勿論ですが、演歌塾で習う新曲、何でも上手に歌います。大きな声で、音程もしっかりと、右手で拍子を取りながらとても楽しそうにです。キーボードも「船頭小唄」「アザミの歌」「もみの木の歌」等滑らかに演奏します。時には周りの皆に「練習すればできるようになるから、頑張って」と声援を送たっりもしています。同居をする娘さんが「アルツハイマーが治ることは無いけど、本人がもみの木がとても楽しみで、皆さんに世話になれるからありがたい。もみの木が休みのときは朝起きてこないで寝てるからもみの木遅れるよと言うと、パッと起きる。そのくらいもみの木が好きみたいで」と感謝の言葉をくださいました。今でもそのつど「トイレは、どっちだっけ?」と聞いてくるし、「うちは農家だから、馬を飼っている」などと混乱する場面も多々あります。がトイレも、食事も介助が無くて十分1人で出来、スタッフの手にかかるようなことはありません。アヤさんの変わっていく姿を、見守り喜んでいるのは、家族やスタッフだけではありません。いつも一緒に居る利用者の皆さん、指導をしてくださる先生方も一緒です。だから、もみの木の活動は皆がやる気を奮い立たせる活動になるのだと、改めて実感しています。