かまぷた

8月1日は「仏様がお盆に家に帰ってくるために地獄の釜の蓋を開けて旅立ってくる」といわれており、「かまぷたもち」を作って仏様にお供えする慣わしがあります。

今日もみの木に集まっていた利用者の皆さんのほとんどが、連れ合いをなくした人でした。ヤイ子さん、トミ子さんの買ってきてくれた2種類のかまぷたを頬張りながら亡くなった人達を偲びました。1種(写真右)はJA豊岡直売所で購入した炭酸饅頭(小麦饅頭)そしてもう1種(写真左)は今市の田月堂さん特製の茗荷の葉っぱを饅頭の表面に張って焼いた本格的なかまぷた餅でした。もみの木では地域のしきたりや、習慣などことあるごとに、誰かが思い出させてくれるきっかけとなるものを提供してくれています。元気な高齢者が集うことは、地域に残る慣わしを伝承していくためにも、大事な役割を果たしていると感じました。