もみの木の活動に関わっていなかったら…

12月23日で私は満67歳になった。

もみの木の活動に関わるようになって13年余になる。

財産も、学歴も、資格も、夫もいない、ない物尽くしの私がもみの木に関わっているおかげで、膨らむ夢を持つことができ、「これが」と胸を張れる実績が持て、そして何よりも毎日「若くていいね」といわれる環境の中ですごせ(利用者さんは私よりは皆さん年上だから)、少なくとも「歳だから」なんて消極的な生き方をしなくてすんでいる。いつも誰かのため、何かのためにで、忙しく動き回っていられる。もみの木を立ち上げたとき54歳だった私が13年たった今、おかげさまであのころよりはるかに充実した日々を送っているし、活動を通して素敵な人たちとの人脈も広がって来て、少しづつだけれど大きなイベント等も取り組めるようになっている。

もしもみの木の活動に関わっていなかったら、どんな日々を暮らしていたのかと思うと、恐ろしくなる。もみの木の利用対象年齢は概ね65歳から。私もすでに利用対象年齢に達している。

けどまだ、もみの木に関わっているおかげで皆を牽引する側で生きていることができなんて幸せなことかと感謝している。(とはいえ運営資金面での苦労を抱えて今後後継者を育てることができるのか不安材料もいっぱいなのも事実)

でも私個人のことを挙げただけでも元気だったらいくつになってもサポートを待つ高齢者ではなく、サポートをする側で生きる高齢者でいられる!

介護、認知症の予防のための事業ではなく、現在もみの木で取り組んでいるような事業こそが、超加速で進んでいく高齢社会に最も必要な事業と痛感している。

行政担当窓口にも長年にわたり元気な高齢者向けの福祉事業の必要性を訴え続けているが、介護認定された人の支援事業はとりあえずすぐにやらなくてはならないが元気な人に対しての福祉事業はまだということで取り合ってはもらえない現状。

どこに、どうやって、誰に訴えていけば取り上げて形にしてもらえるのか考えると頭がいたくなってしまう。でも気がついてしまったばかりに、日光市の未来を思うとこのまま放っておくわけにはいかないし~ 訴え続けるしかないか。